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新年会のお誘い with チューリッヒの国際キャリアネットワーク

2011年も忙しいスタート…(にしてしまったのは自分です)。

チューリッヒのとあるインターナショナル キャリア "ウーマン" ネットワークの支部を運営していますが、今年はしょっぱなからちょっと豪華にまいります。

スイスでもっと国際ネットワークを広げたい!各国のキャリアウーマンからスイスの仕事事情について色々聞いてみたい!と思っている方にもぜひご参加いただけるように…今回はメンバー以外でもゲストとしての参加を可能な

「SHIN NEN KAI - 新年会」

を、チューリッヒでNo.1人気の日本食レストランにて開催いたします。

よく…「キャリアウーマンと言えるようなレベルではありません…ので参加しにくいです」とか「プロフェッショナルなレベルの仕事ではないですから参加できないのでは…」なんていう謙虚なメッセージをいただくことがあるのですが、仕事の有無、仕事のレベルや内容は全然関係ありません

自分の国でも仕事を探すこと、続けること、そして成功することは大変なこと。仕事だけでなく学業も育児もしかり。それらを異国の地で達成していくことは越える壁が多くなるだけに…なおさらパワーが必要。
挑戦の壁を乗り越えていく人達のパスポートは「努力」。
そのパスポートを持っている人達が集まる場所に国境はありません♪

生きているとあれこれ出てくるのが人生。
生きているから色々あるんですよ。

海外に出ると、家族からも離れるし、仲良くなる仲間の範囲も限られてきます。
結構「一匹オオカミ」的に暮らしてしまうこともあったりして…。

でもやっぱりどこかで「人のつながり」が支えになるんですよね。

頭の中でモヤモヤ考えているだけでは進まないことも人生にはあるんだから、それを色々な人達と話して、皆からたくさんの刺激をもらって、自分の"おもい"を形にしていけるような場所があればいいじゃない!
そして色々な人と知り合うインフォーマルな場所を提供する機会はたくさんあるに越したことはない!

という勢いで作ったのがASIA Network。
2009年からProfessional Women's Groupの支部として運営しています。
アジア人じゃなくちゃいけないというルールはありません。
アジアとの関わりを持っている人達、アジアに興味を持っている方々に名刺・情報交換をしていただいたり、ネットワークづくりの土台となるように尽力しています。興味を持ってくださる女性の参加大歓迎です。

この支部では「アジア」についての課題をとりあげています。
これからますます大きな変動がありそうなアジアのビジネス・市場、発展途上国のソーシャルビジネスについても取り上げて行く予定です。
もちろん参加だけでなく「ゲストスピーカーとしてお話できますよ!」なんていう方がいらっしゃったら尚更ありがたいです♪

ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひご連絡ください。

Professional Women's Group in Zurich "ASIA Network" の新年会の情報はこちらから。


☆番外編「あの坂をのぼれば」☆

これでも私…幼い頃はたくさん頭の中で悩んでいました。誰にも言わないで…悩んだのよ。

地球がなくなって、宇宙もなくなったら…生物はどこへ行くの?
とか
意地悪で何かにつけて私に文句を言ってくる同じクラスの女の子をどうやって蹴散らそう…
とか
好きな子のこと
とか…
毎晩毎晩…頭が破裂しそうなくらい考える子でした

でも国語の時間に出会った

「あの坂をのぼれば」

のおかげで…

「あぁ心が痛い…でも心が痛いって生きている証拠なんだ!」
「大変なことも乗り越えれば大きくなれるんだ!」

って思うようになって、クヨクヨ悩まなくなりました。

笑)))

日本の国語の教科書で使われる文章って凄いね♪
今更ながら、小中学校の国語の教科書を全てとっておくべきだった…と後悔しています。


『あの坂をのぼれば』杉 みき子

あの坂をのぼれば、海が見える。
少年は、朝から歩いていた。
草いきれがむっとたちこめる山道である。
顔も背すじも汗にまみれ、休まず歩く息づかいがあらい。
あの坂をのぼれば、海が見える。
それは、幼いころ、添い寝の祖母から、
いつも子守唄のように聞かされたことだった。
うちの裏の、あの山を一つこえれば、
海が見えるんだよ、と。
その、山一つ、という言葉を、少年は正直に
そのまま受けとめていたのだが、それはどうやら、
しごく大ざっぱな言葉のあやだったらしい。
現に、今こうして、峠を二つ三つとこえても、
まだ海は見えてこないのだから。
それでも少年は、呪文のように心に唱えて、のぼってゆく。
あの坂をのぼれば、海が見える。
のぼりきるまで、あと数歩。
半ばかけだすようにして、少年はその頂に立つ。
しかし、見下ろす行く手は、またも波のように、
くだってのぼって、その先の見えない、
長い長い山道だった。
少年は、がくがくする足をふみしめて、
もう一度気力を奮い起こす。
あの坂をのぼれば、海が見える。
少年は、今、どうしても海を見たいのだった。
細かく言えばきりもないが、やりたくてやれないことの
数々の重荷が背に積もり積もったとき、
少年は、磁石が北を指すように、
まっすぐに海を思ったのである。
自分の足で、海を見てこよう。
山一つこえたら、本当に海があるのを確かめてこよう、と。
あの坂をのぼれば、海が見える。
しかし、まだ海は見えなかった。
はうようにしてのぼってきたこの坂の行く手も、
やはり今までと同じ、果てしない上がり下りの
くり返しだったのである。
もう、やめよう。
急に、道ばたに座りこんで、
少年はうめくようにそう思った。
こんなにつらい思いをして、
いったいなんの得があるのか。
この先、山をいくつこえたところで、
本当に海へ出られるのかどうか、わかったものじゃない。
額ににじみ出る汗をそのままに、草の上に座って、
通りぬける山風にふかれていると、
なにもかも、どうでもよくなってくる。
じわじわと、疲労が胸につきあげてきた。
日は次第に高くなる。
これから帰る道のりの長さを思って、
重いため息をついたとき、少年はふと、
生きものの声を耳にしたと思った。
声は上から来る。
ふりあおぐと、すぐ頭上を、光が走った。
翼の長い、真っ白い大きな鳥が一羽、
ゆっくりと羽ばたいて、先導するように次の峠を
こえてゆく。
あれは、海鳥だ!
少年はとっさに立ち上がった。
海鳥がいる。
海が近いのにちがいない。
そういえば、あの坂の上の空の色は、
確かに海へと続くあさぎ色だ。
今度こそ、海に着けるのか。
それでも、ややためらって、行く手を見はるかす
少年の目の前を、ちょうのようにひらひらと、
白いものが舞い落ちる。
てのひらをすぼめて受けとめると、それは、
雪のようなひとひらの羽毛だった。
あの鳥の、おくりものだ。
ただ一片の羽根だけれど、それはたちまち少年の心に、
白い大きな翼となって羽ばたいた。
あの坂をのぼれば、海が見える。
少年はもう一度、力をこめてつぶやく。
しかし、そうでなくともよかった。
今はたとえ、このあと三つの坂、
四つの坂をこえることになろうとも、
必ず海に行き着くことができる、
行き着いてみせる。
白い小さな羽根をてのひらにしっかりとくるんで、
ゆっくりと坂をのぼってゆく少年の耳に
あるいは心の奥にか
かすかなしおざいのひびきが聞こえ始めていた。



Enjoy your life!

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