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上の階の住人さん

NYCtower.jpg

New York City


数週間前、1枚のカードが我が家の郵便ポストに投函されていました。

「引越しをすることになりました。ご迷惑のかからないように気をつけます…」

と、日本語と英語で書かれていました。

実は…お隣と2件隣の住人さんまでは知っているのですが、中庭を挟んだお向かえに暮らす方や上の階の人は誰が住人だか知らないのが実情…。よく見かける人は分かるのですけど…。

カードの差出人の名前は中国名。
だけど…アジア人のご夫婦と言えば…上の階あたりに住んでいらっしゃる方のような…(こちらには号室明記がありませんので、名前は表札で分かっても何階のどこのお部屋に住んでいらっしゃるのかは実際に行ってみないとわかりません。)
中庭を通る2人の小学生のお嬢さんと、優しそうなご主人様には庭越しに挨拶をしたことがある程度で…このご家族かしら…?と思う程度でした。

こうして律儀にお引越のお知らせカードを、しかも日本語で書いてくださるなんて凄いな…と思い、私も

「お引越がスムーズに行きますように。」

と書いて、折り鶴を付けて差出人さんの郵便ポストへ投函。

このご家族がお引越をされた日はすでに私はNYCへ発っていたのでご挨拶することはできませんでした。

それから約1週間。

郵便ポストに茶色の切手が貼られていない封筒が入っていました。

宛名には私とM氏のフルネームにちゃんと「様」タイピングしてあります。(スイスではフルネームまたは名字の表札を出すことが必須です。そうしないと郵便物届きませんからね…)

中を開けてみると、先日「お引っ越しします」カードを入れてくださっていたご夫婦から「無事にお引っ越しが終わりました。」という挨拶と1枚のDVDそしてwikipediaを印刷した紙が数枚同封されていました。

カードには

「差し上げた『海角7号:君想う、国境の南』は台湾で大ヒットを記録し、日本でも上映した面白い映画です。鑑賞いただければ幸いです…」

と、きちんとした日本語で言葉が添えてありました。

一緒に入っていたwikipediaはこの映画についての説明で、紙の角はオフィス用丸角金クリップで丁寧に留めてあり、お人柄が伝わってきます。

お二人は台湾出身の方なのでしょうか…。日本語もお分かりになるようで、もしかすると日本駐在・留学の経験がおありなのかもしれません。
もしかすると日本統治時代の名残でご家族のどなたかが日本語を使えるのかもしれません…。

封筒の中を手にとり、映画の内容を見た時に私は涙がこぼれそうになりました。

あぁ…挨拶だけでなくて、声をかけておくべきだったな…という後悔の念と、こうした心温まる心遣いに感動したのとで、胸がとても熱くなりました。

封筒には新しいご住所の表記はありませんでしたが、わざわざ我が家の郵便ポストに入れてくださっていたあたり、もしかするとチューリッヒ内でお引っ越しされたのかもしれません。

お引越先はどちらなのか分かりませんが、このご家族の幸せをお祈りしたいと思います。

謝謝。

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