
週末はイタリアに戻っていました。
早寝早起きが続いている私は、M氏のお姉さんRとそのパートナーよりも早く目が覚める毎日でした。
そんな週末の日曜の朝、R姉さんはキッチンに「豆」をざざざぁっと広げ、何やら始めました。
乾いた可愛い音がキッチンから聞こえます。
気になった私は「Che fai?」と尋ねてみると…
「Sceglievo le lentichie difettose (豆の選別)」と答えが返ってきました。
小さな小さなレンズ豆の山から豆の欠けたものを選び出していたのです。
なぜ欠けたものを選び出すの?と聞くと…
「Perche ci sono gli animali! (虫がいるからね)」なのだそうです。
欠けた豆は「虫に食われていて、なおかつ豆の中に虫が残っている」のだということをこの日まで知りませんでした。
他の豆はこういう作業をしなくてもいいのだそうですが、R姉さんはレンズ豆を調理する時はいつも選別作業をするのだそうです。
売られる豆の質によって随分と食われた豆の有無の量が違うのも確かで、この日選別した2種類のレンズ豆のパックは欠けた豆の多いパックとそうでないものだったので、その違いが明らかでした。
結局、私は約1時間ほどキッチンで小さな小さなレンズ豆さん達を「豆豆しく」選別していました。(豆豆し=一生懸命働く…の意味はそこから来ているんですって。)
さて、豆と言えば日本に帰省している間にたくさんの本を買いました。
その中の1冊が『辰巳芳子のことことふっくら豆料理―母の味・世界の味』
健康的な食事(炭水化物を控える)に気をつけるM氏は大の豆料理好き。
そんなこともあって、この1冊を購入しました。
辰巳芳子さんの文章にも同じようなことが書いてあったのですが、私にとって「海外に出て初めて出会った豆や料理…」のおかげで、豆を料理するということが「面倒なこと」では無いということを学びました。そして豆料理の幅の広さをイタリアの姉から教えてもらったように思います。
日本の豆料理と言えばやっぱりお正月の「黒豆」と「おしるこ」でしょうか。
祖母や母が作ってくれた甘い「豆」の料理はやっぱり時折食べたくなりますね。
辰巳芳子さんが書かれた本の題名「母の味・世界の味」を「豆」をとおして楽しむことができることを幸せに思った週末でした。
辰巳芳子さんのお料理本はたくさん出ているので、少しずつ買いそろえていきたいと思います。
おまけ…食について…「ツナの危機?」:Seasons for Reasons


BIOショップは品揃えが日本人にとってもうれしい!)