私は「退職届け」を出しました。
これも何かの因縁なのでしょうか…。
退職届けを差し出すと上司は「no no, i do not take it」と冗談で受け取ろうとしません。それも上司の優しさです。
ところが…私はお馬鹿なミスをしていました…。
なんと退職届に「サイン」していなかったんです。あぁ恥ずかしいぃ。
支店長も後に「did you sign???」と尋ねて来た始末。
今回の退職届には…
1.退職する日
2.退職理由
3.休暇申請の返上(ようするに買い取ってください…という要望)
4.退職するにあたっての心情とお礼とグッドラックの言葉
を書いたのですが、支店長はしきりに「4」について感動した…と褒めまくってくれました。だって本当に辞めたくないんですもの…。
そんな心情を汲み取ってくれたのか、マネージャー会議が終わって出て来たある1人の男性マネージャーが「Bambina、明日待ってろ。支店長が海外の各オフィスにメールして空きポジションがないか一斉に聞いてくれるから。」…と。
思わず「ニッコリ」。
「トランスファー(社内異動)」はできないけれど、同じ企業で勤めているのだから一旦辞めても何かのチャンスはあるはず…と上司達は考えてくれたようです。
今の企業を選んだ理由というのは、世界の何処でもオフィスがある=海外転勤ができる確率が高い…ということ。
現に、私の勤める企業のシステムでは世界中のオフィスの「人材募集広告」をチェックすることができます。
南アフリカ、インド、中国、香港、フランス、アラブ首長国連邦…などなど…個人的に応募したい国がずらりと並んでいます。
しかしながら、今回の私の引っ越し先はこうした募集欄には載らないお国&ほとんど募集をかけない部署ばかり。なのでまずもって正規ルートは無理です。
とは言え忙しい中私の退職ごときで上司達が動いてくれていることにとても感動しました。
退職届が受理されれば、後は同僚達にも少しずつ話すことができます。
でも1人に話すとそれは「ドドドドドっ!」と音をたてて広がって行きました(笑)
休憩時間にスタッフルームへ行くと、居合わせた同僚達が一斉に「Bambina!!! We were just talking about you!!! Are you leaving!!!???」と質問攻めに…。
いつも助けてくれる先輩デービット君は半分怒っていました。
「なんで俺に最初に言わなかったんだ!!!」と…。
そそそんな…、相談するようなことでもないでしょ。別に嫌で辞めるんじゃないし…。でもそれも彼なりの愛情表現!?
さらには「旦那と別れて、俺と結婚すればここにずっと居れるよ!」…って、冗談もほどほどにね…デービット君。
そんなデービット君は「Bambina, you and I have to get drunk!」という注文まで。あぁ、好かれるってありがたい!?
実は私の上司(女性)も「We are going to throw a BIG party for you!!!」と。
行かないつもりだったクリスマスパーティーにも「辞めるなら、絶対参加!」令が下され…、今日は一日中周囲の叱咤激励に終止感激しっぱなしでした。
1年前の今日、私は不安と期待一杯で仕事に就きました。
イギリスでの教育を受けた事もなければ、海外での仕事経験なし、武器は会話力と笑顔と接客力と日本で培った「とある分野」の金融感。
1年たって、やっと仲間同士の輪にも慣れ、会社のことも分かって、イギリスの金融のことも分かって、昇進候補にも挙げてもらって、これから!!!という時だった1年後。
でも今ここでこうして経験が積めたことが次の肥やしになるんです。
そしてこの機会を与えてくれたのは自分ではなく「M氏」だということも忘れてはいけません。
もし私がM氏のことを理解せず、ヨークに来る事を拒んでいたら…今の私はあり得ません。ここヨークへ来れたのは一重にM氏のおかげ。
そしてここヨークを離れるのもM氏のおかげ。私は素直にM氏の人生に寄り添って前進していきたい、そう思います。
この1年、仕事がある、仕事に行ける…ということが嬉しくてそれだけで毎日が新鮮でした。それもすべてはオフィスがBest Place to Workだから。
1人の新入社員が言いました「Bambina, さっき可愛らしいおばあちゃんが、Bambinaはまだ働いていますか?って来ましたよ」と。
私はこのおばあちゃんが誰だか分かりました。
こうした大好きなお客様達にきちんとお別れの言葉を伝えなくては…。
これから1ヶ月、私は本来の持ち場を離れ、最前線に立ちます。
それは入社した1年前に担当した最初の仕事。
上司には辞めるまでその仕事をしながら新入社員のバックアップをさせて欲しい…と退職届けに書きました。
新入社員の姿と1年前の自分の姿を重ね合わせながら、1日1日を大切に過ごしていこう…1年分のお礼をお客様と仲間にしよう…という思いを胸に明日も頑張ります。
ふふふ…明日は午前11時出勤。嬉しいぃ。
★まだまだまだ続くインド旅日記は↓★
http://ilmondoindia.blog123.fc2.com

