お呼びするのは、先々週に私達を自宅に呼んでくださったオランダ人とイギリス人のご夫婦+アンナちゃんという可愛いbebeちゃんです。
ただ…お客様に来ていただくのはいいのですが、お招きしてもきちんとお持てなしできる食器やらが揃っていない…という点が居住地を転々とする私にとって、非常に心苦しい…ぃ。
そう思いながら、これまでさんざん引っ越しを繰り返しながら、自分たちの家財道具が無くても、なんとかお友達や会社の人を招いてきたものだなぁ…と、ふっとここ数年の自分を振り返ってしまいました。
さて、現在暮らしている仮住まいもこれまで同様、自分たちの家財道具はありません。
持ってきた物はスーツケースに入るだけの服と大量の靴と書類くらい。
今借りているマンションは家具が付いているので、ほとんどのことはこなせますが、やはり台所用品だけは自分の物が欲しい…と思います。
実にこれまで引っ越しを繰り返す度に、荷物を倉庫へ追いやり、スーツケースの服を半球ごとに入れ替え、最小限で移動したため、「同じ役目の物」を行く先々で買い続けなくてはいけなかったこの2年。その「爪痕」!?とも言える大量の「物」達は、未だ光りを見ること無く倉庫で眠っています。
さて…この2年で一番増えたのは「ワイングラス」。
家具付きのマンションへ越しても満足できるワイングラスがないと、買い足し…、そして引っ越しになると箱詰めして倉庫へ。移動荷物を減らすために買ったグラス達はそのまま倉庫でお留守番。そしてまた次の居住地でまた新たにグラスを買い足し…って、これの繰り返し。
今回もしかり…お客様をお呼びする予定が増えてきたため、またワイングラスを探しに…行って来ました。
別にグラスなんて何でもいいじゃない…と以前は思っていたのですが、何と言うか…グラスの繊細さがワインに深い愛を入れてくれる…とでも言いましょうか…。
器で「食事」の美味しさが表現されることと似ているなぁと思い始め、それからはグラス1つにしても納得が行くまで探すようになってしまいました。
品質と値段は比例する…と言うのも分かりますが、世の中には品質と値段が反比例するものもたくさん存在すると思います。
反比例する要素には「物質」的要素以外に「心」があるから…だと常日頃から感じます。
使う人が1つ100円の物でも「美しい」「綺麗だ」「好きだ」という心を持って使うと、その物は値段では計れない「価値」を生み出すのではないでしょうか。
そしてその「物」の価値を最大限に輝かせ、生かせる使い方をしてあげることで、わたくし達も幸せな気分で食事を楽しんだり、飲み物をおいしくいただいたり、あるいは美しく着飾ったりできるのだと思うのです。
今日は99ペンス=200円くらいのワイングラス(細い赤いラインが斜めに入っている手作りグラスでこの値段はおいしい。3つしか残っていなかったのが残念…白ワイン用に使います。)と、4グラスセットで7ポンド=1400円くらいの赤ワイングラスを購入しました。
白ワイン用、赤ワイン用、シャンパン用…とそれぞれグラスの種類がありますが、これをきちんと使い分けてあげることで、それぞれのワインの香りと美味しさが増します。
一般的に赤ワインは酸素に触れることで香りの花が開くので、グラスの口が広めの物を選びます。逆に白ワインは口が狭まったグラスを使いますが、これは白ワインと酸素の触れる範囲を小さくして白ワインのフレッシュさを保ちます。
シャンパン用グラスはフルート型ともいわれます。これはシャンパンの香りと発泡を保つためのデザインです。よく口の広いシャンパングラスを使う人もいますが、これはおいしいシャンパンの香りを逃してしまいます。
もっと細かい使い分けをされる方だとワイン種ごとにグラスを使い分ける場合もあります。
また、わたくしはワインスクールで使ったワインテイスティング用の小さなグラスも普段のお食事で使います。これだとリラックスして使えるので…(笑)
最後に…私はいつも以下のような点を理想として出来るだけ経済的なグラスを選ぶようにしています。
1-できるだけ薄手のもので、飲み口のグラスカットが厚くなく、荒くないもの。
2-割れても後悔しない金額のもの。
3-グラス部分にガラスの接着部分が見えるようなものは×。
4-限りなくクリアーなグラスのもの。
5-グラスとグラスをあてた時の音が澄んでいるもの。
「クリスタル」の量が多くなればなるほど重くなり、金額も上がりますが、私は標準/ベーシックなワイングラスが持ち易く、呑み易く、お手頃なので大好きです。
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