
「I wanna be...」
将来の夢…大きくなったら何になりたい?
というテーマで開かれたボランティア活動はヨークのとある小学校クラスでのプレゼンテーション…まさに時代の変化を痛感する幕開けでした。
教室にはプレゼン用のパネルがあり、会社のプレゼン並みに要点をしぼった「将来の夢」のパワーポイントスライドには驚きました…。
きっと私達が幼い頃には「○○になりたい!」という漠然とした思いしかなかったかもしれませんが、今日の学校で出会った子供達は「○○になるために必要なもの・こと」という点まで掘り下げて、それを演技とパワーポイントのプレゼンテーションできちんと伝えてくれました。
正直、大人のやっているプレゼンに引けをとりませんでしたよ(笑)。
(ちなみに生徒さんたちは10〜11才)
3つのグループが発表をしてくれた後は、実社会で働く私達の出番です。私のグループにはNorwich Unionというヨークでも一番雇用が大きいと言われる保険会社から2人、ヨーク大学の科学者さん達が2人、そして世界にオフィスのある会社から私。
子供達は大人が仕事に持って行くパソコンや携帯など「物」に大きな興味を示し、「それはいくら?」とか「お給料はいくら?」とか案外シビアにお金のことを聞くんですよね…。
私は他のメンバーさんとは違う経歴、文化背景、そして違う国の出身ですから、そこを大きく強調して「自分の夢は叶えられる」ということをテーマに仕事の話をしました。
私が彼らと同じ年代の時の私の夢は「世界に通用する人間になること」だったのですが、簡単に「世界を旅する人」になりたかった…と話をしました。
教室にあった地図を使いながら、私の暮らした国々を示し皆さんに応えてもらいました。皆よく知っていますね!
そうそう、日本を指した時も「Japan!」と答えが返ってきました。
そして彼らにお客さん役をしてもらいながら、私が今している仕事について話をしました。
「眼鏡がなくて、字が読めないご老人がいたらどうしますか?」
「助けてあげる!」
「眼鏡を渡してあげる!」
…って、眼鏡を渡してあげる…というアイデアには教室が爆笑の渦。
でもこれって、日本は当たり前ですよね…。大抵の金融機関には老眼鏡が強中弱で置いてありますし。
でもこういう心遣い、こちらにも紹介してあげると受けが良いかもしれませんね…。
「How can I help you?」という私のロールプレイの問いかけには
「I want a Mortgage!」という子供までいてビックリ…。
子供の前で「お金の話は禁句…」という時代ではないんですね…。
それだけ両親達が子供の前で家計の話をしているという証拠なのでしょうか…。
私の職業は宇宙飛行士や、科学者、音楽家などと言ったスケールの大きなものではありませんが、どんな形であれ、異国の地で、日本人として、自分の力で仕事をする…ということは世界に通用する人間になりたい…と思った幼い頃の自分の夢のカケラなのだと…子供達に話をしながら感じました。
そして「世界を旅する人〜world traveller〜になる」という子供の時の夢は叶えられつつあるのだ…と子供達にお話をしました。
生き生きとした子供達へ「私は○○になりたい」という夢があるのであれば、その夢を持ち続けてください。そして夢はいつか実現することができますから…というメッセージを送り、最後に…
「もし家族で街の中心部にくることがあれば、ぜひBambinaに会いに○○会社に行こう!」とお父さんやお母さん、あるいはおじいちゃん、おばあちゃんに話してみてください…
とお話をしました。すると想いが通じたらしく、「YES!!!」と大きな返事が返ってきました。
帰り際もある子供から「see you at xxxx!」という声が聞こえてきました。
オフィスに戻った私はしばらくの間、「子供達の作り出す生き生きとした空間」と「大人の作り出すちょっぴりグレーな空間」の狭間で不思議な浮遊感を味わっていたのでした。
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